親孝行手当とは?企業が親孝行をバックアップしてくれる理由とは?

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親孝行手当という言葉を聞いたことがありますか?

親孝行を積極的に勧めている企業があることは以前ご紹介しましたが、親孝行自体を企業がバックアップしてくれて、家族手当のように手当を支給してくれる会社もあります。

一緒に暮らしている家族へ支給される家族手当のようなものなのでしょうか?

企業が親孝行手当を出す理由、そして親孝行手当を出している企業について紹介したいと思います。

実際に支給された親孝行手当はどのように使われるのでしょうか?

気になる部分を詳しく紹介していきます。

目次

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親孝行手当って聞いたことがありますか?

親孝行手当を耳にしたことはありますか?

一般的な企業で支給される給与に含まれる手当としては、

  • 職務に関する手当:役職手当、営業手当等
  • 能力に関する手当:技能手当、資格手当等
  • 勤怠に関する手当:精皆勤手当等
  • 成果に関する手当:達成手当、無事故手当等
  • 私生活に関する手当:家族手当、住宅手当等
  • 転勤等に関する手当:地域手当、単身赴任手当等

などがあります。

親孝行手当は私生活に関する手当となるのですが、一般的になあまり耳にしない手当となります。

法律で決められている残業手当や時間外手当なとは異なり、法律で決められているわけではないので、企業独自の判断で手当として支給されているようです

ちなみにボーナスも企業側が支給しなくてはいけないという法律はないので、企業側の判断で支給をしているということになります。

企業が親孝行手当を出す理由

親孝行手当は、あくまでの企業側が従業員に対しての福利厚生の一環であります。

支給条件は企業ごとで異なりますが、親への感謝を伝えるために使う費用として出されていることがほとんどです。

親孝行というのは、気持ちがあっても実行にすることが出来ないことはないでしょうか?

そのような時に親孝行手当があれば、企業が後押しをしてくれた上に費用面も支援してくれるので、お金が理由で悩んでいた親孝行も行うことができるでしょう。

企業側が親孝行手当を支給する背景には、「親に感謝する事で同僚や周囲の人々に優しくなり、助け合いの精神が育ち、親に感謝し喜ばせることができない人間が、他の人を喜ばせる事などできない」という考え方があるからです。

確かに、親へ感謝の気持ちを伝えられないような人が周りに優しくすることができるのか?といわれると納得もできます

職種によっては、このような気持ちを持つ人は仕事もできるという事に繋がるので、積極的に企業が親孝行を勧めており、親孝行手当を支給しているのです。

このような背景があると思うと素敵な手当だなと思いませんか?

親孝行手当のある企業

実際に親孝行手当を支給している会社にはどのような企業があるのでしょうか?

親孝行手当はどのように支給されているのか、詳しく紹介していきます。

丸和運輸株式会社

大阪にある丸和運輸株式会社では、母の日の前の日の金曜日に親孝行手当を支給しています。

これは、丸和運輸のオリジナリティに富んだ取り組みのひとつで、「親孝行をして喜んでもらったエピソードを会社の周りの人たちに伝えよう」というものです。

仕事が毎日できるのも支えてくれる家族であり、これまで育ててくれた親のおかげであるということを改めて気づくことができます

親孝行を実際に行って感じたことを社内で共有することで、仕事に対する向き合い方を考えるきっかけとなっているようです。

出典:親孝行手当が支給されました!(丸和運輸株式会社)

株式会社武蔵野

武蔵野、多摩地区を中心に、各オフィス、店舗、家庭の環境を「美しく」「快適に」する様々なサービスを提供している株式会社武蔵野では、さまざまな福利厚生の1つとして親孝行手当があります。

株式会社武蔵野の親孝行手当は、新卒と昇進時に支給され、新卒社員は入社して初めてのゴールデンウィークの休暇時に帰省し、初任給で親に食事をごちそうすると(プレゼントでも可)実家までの交通費が支給されます。

また、昇進した際には両親との食事代と実家までの交通費が会社から支給され、感謝の言葉を伝える仕組みとなっています。

親孝行を行うきっかけも企業が決めてくれているのが、親孝行を行いやすくしてくれますね。

理由がないとなんとなく親孝行がしづらいと思う人も「会社が入社(昇進)をしたので親孝行手当を出してくれたから」ときっかけとタイミングができるのが有り難いです。

出典:福利厚生(株式会社武蔵野)

株式会社ミモザ情報システム

京都市に本社がある株式会社ミモザ情報システムは、インターネット上でネットショップを運営し、物品を販売している「ネット通販会社」です。

こちらの親孝行手当は、平成29年度から行われており、誕生日の際に社長から書籍のプレゼントと共に親孝行手当として1人1万円の支給が行われているそうです

書籍は社員一人一人に合わせた物がプレゼントされています。

子供のころからプレゼントをもらう日として定着している「誕生日」とは、自分だけがめでたいのではなく、親が親になった記念すべき日でもあります。

親にも感謝の気持ちで何かをプレゼントするきっかけを企業側が与えてくれる、大人になると親孝行を改めて行うのが気恥ずかしく感じることもあるので、このようなきっかけを与えてくれる会社には感謝をしたいと思うはずです。

その感謝の気持ちを仕事に向けることができるのではないでしょうか?

出典:株式会社ミモザ情報システム

親孝行手当はどう使うの?

支給された親孝行手当で、プレゼントを買って贈ったり食事をしたりする人がほとんどのようです。

株式会社武蔵野の場合には交通費も支給となるそうなので、遠方に親が住んでいる場合でも費用面の負担を気にすることがなく、支給された親孝行手当以外に実費を負担することも苦にならないはずです。

遠くに住む親に会って顔を見せることも親孝行の1つであり、親としては一番嬉しい親孝行になるので、企業が時間や金銭面でバックアップしてくれることは、自分の子どもが良い会社へ入社したと実感できるのではないでしょうか?

まとめ

親孝行手当とは?その内容と企業側の思いと願いについて紹介しました。

親孝行をしたいと考えていても、感謝を伝えるタイミングがみつからないと思う人も多いはずです。

企業で親孝行手当を支給してくれることで、親孝行を行うきっかけが生まれます。

親孝行を行うことで、親だけではなく周囲の人にも優しくする気持ちが生まれ、仕事に対しての向き合い方について考え直すこともできるので、従業員にとっても企業としてもプラスになる手当となるでしょう。

親孝行手当を支給する企業はまだ少ないですが、これから親孝行手当ではなくても親孝行したい人をバックアップしてくれる企業が増えてくれるといいですね。

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