去年春。コロナによる外出規制が始まりました。学校が休みになり、主人がリモートワークになり、私の仕事がなくなった我が家では、これまでになく『家族全員が家にいる』状態が続きました。
主人、私、小学3年の息子、1年になりたての娘、猫2匹。
全員が狭いうちの中で24時間ずっと過ごすのです。
この記事が気になったあなたは、もしかしたら同じような状況だったかもしれません。
そして、この夏。オリンピック、長期休み。似たような状況で過ごす方も、多いのではないでしょうか。
今回は、去年春の40日程、家族全員が我が家に居るという異様な状況を過ごした我が家で、
『家族が仲良く過ごすために』生まれたルールを、ご紹介します。
目次
コロナ禍で作られた、我が家の家族内ルール
家族といえど、人の集まりです。狭い家の中で過ごすには、ある程度のルールが必要です。
我が家では、その『最低限』のルールが決まりました。
このルールは、大人・子ども関係なく我が家の一員であれば守るべきもの、という位置づけです。
もし、あなたのお宅に使えそうでしたら、参考にしてみて下さい。
整理整頓は、家族への優しさである
ちょっと庭に出たら、靴は脱ぎっぱなし。
読んだ本はその場に置きっぱなし。
使ったタオルは床に落としっぱなし。
脱いだ服や靴下は、脱ぎっぱなし……
もしかしたら、耳が痛い方もいるかもしれません 笑。
大人でも、うっかりそうなってしまう時があるのに、小学生なんてなおさらです。
我が家でも、本当によく見られた光景です。
ですが……家族全員で集う、狭い家の中。それぞれが、好きな場所で好き勝手にこれをやってしまうと、どうなるか?
家は散らかり放題になります。足の踏み場もなくなってしまいます。
これ、誰が片付けるんでしょうね??
そうだ、そうだ!と、全国のおうちを回す主婦や主夫達から声が聞こえてきそう 笑 。
そうなのです。
まさに、『整理整頓は、共に過ごす仲間への優しさ』として、デフォルトとしてあなた自身も、兼ね備えておかなければいけないスキルです。
大人だから、子どもだから、働いてるから、家にいるから、そんなことは関係ありません。
少なくとも、家族という集団生活で過ごす以上、ルールとして覚えていかねばならないことです。
小さなお子様がいらっしゃるご家庭では、なおさらです。
子どもが整理整頓しやすいよう、物を減らし、導線を考えて『しまう場所』をきめましょう。
徹底することで、我が家では随分、床面積が広がりました。各段に掃除がしやすくなりましたよ。
間違いに気付いたら、潔く謝り、改める
とはいえ……大人だって、うっかり靴をしまい忘れてしまうことだってありますよね。
トイレの蓋を閉め忘れることだってありますし、飲んだカップをそのままにしてしまうことだって、あります。
そんな時、家族からの指摘は、グッサリ刺さります 笑 。
いつも靴下を脱ぎ散らかしてるあなたに、言われたくないわよ。
たまたま、自分の片付けてたからって、えらそうに。
人のアラ探しする前に、自分の片付けしなさいよ!
などと、心の中に浮かぶかもしれません 笑 。
でも、その一瞬だけぐっと我慢。まず、自分の否を認めましょう。
素直に謝り、『次から気を付けるね、だから、家族みんなで気を付けようね』とにっこり笑って答えましょう。
それだけで、小さなイザコザは避けられます。次の行動が、生産的になります。
また、実はこれ、母(父)だって、完璧ではないことを子どもに知って貰うための、とても良い機会になるのです。
同じ人間であること、あなた自身も、成長途中であり、まだまだ未熟な人間であることを子どもに知っておいてもらうと、育児はとても楽になります。
変に気負わずに済みますから。
正しさよりも、優しさを優先
先程の整理整頓問題を例にあげます。
きっと、主人の靴が出っぱなしになっていたら、正しくは、主人がしまうべきなのです。
でも……
見つけた娘が『優しさ』を持っていれば、笑って主人の靴をしまいます。自分のものでなくても。
で、後から、『さっき、お父さんの靴、出しっぱなしになってたよ?しまっといてあげたー!』などと、ニコニコご機嫌で教えてあげていたら、コッソリ聞いているこちらまでホッコリしてしまいます。
それが……
『何度言ったらわかるの?!靴はしまってって言ってるじゃん!』などと、娘が主人にケンカ腰で感情をぶつけてしまったりすると、主人と娘だけでなく、見ているこちらまで気分がうんざりして、家全体の雰囲気が悪くなります。
これ、本当に、我が家の兄妹間でよくありました… 笑
夫婦間でも、目に浮かびますよね 笑
だからこそ、家事は、できる人が、できることを、『優しさ』で行うのです。
お母さんだから、やるのが当たり前。とかではありません。
風呂掃除はお兄ちゃんの仕事でしょ!とかでは、無いのです。
見つけた人が、『優しさで』行うのです。
正しさよりも、優しさを優先する。これは家事や整理整頓に限らず、全てにおいて、当てはめていけるルールです。
1日に1度は、全員で顔を合わせて食事をする
言いたいことが思うように言えない。これはとてもストレスになります。
特に、子どもは日々、言いたいことが山のようにあります。
その度にこちらが手を止めて聞いていたら、全く仕事にならなくなってしまいますよね 笑。
なので、必ず1日に1度は、家族全員で顔を合わせて食事をし、その時に色んな話をするようにしています。
そして、必ず、今日あった良かったことや、嬉しかったことをシェアするようにしています。
自然とお互いに褒め合ったりすることになるので、とても家族内の雰囲気が良くなります。
また、ちょっと残念だったことや、改善してほしいことなどをシェアする際も、基本的に褒めた後ですから、素直に受け止めてもらいやすいのです。
同じ家の中で、同じ時間を過ごすわけですから、誰かが変な我慢をし続けたり、誰かが言いたいことを言えずにもんもんとし続けたりすると、どこかから亀裂がうまれ、溝が深まっていってしまいます。
できるだけ、フランクな雰囲気で、大人も子どもも、言いたいことを言い合えるような場を持つよう心がけると、家族が同じ方向に向きやすく、とてもまとまりやすくなります。
まとめ
我が家では、去年春、第1回目のコロナによる外出規制の時に、この4つのルールの原型が生れました。その後、家族と共にルールも紆余曲折を経て、今のルールに落ち着きました。
この4ルールを徹底することで、我が家は本当に過ごしやすくなりました。
今後も、家族で過ごす時間は増えるのではないかと思います。
もしよろしければ、参考になさってください。
スキマ時間でOK!女性が生涯を通して輝くための、楽しんで続けられるヨガ習慣を提案するヨガインストラクター。
東京でのOL勤務中、体と心を壊す。思考と身体と感情がバラバラで制御できず、苦しい時期にヨガに出会う。自律神経を乱しがちな現代の女性たちが、生涯を通して心と身体の健やかさを保てるよう、「無理せず」「ゆる~く」「スキマ時間で」できる、オンラインヨガを提案。現在、2人の小学生と2匹の保護猫を育てる母親でもあり、ウェブライターとしても活動中である。