災害大国である日本において、災害への備えをすることはとても大切なことです。
災害に遭う場所も自宅とは限らないので、家族と連絡が取り合えなくなってしまうことも考えられます。
安否が分からなければ心配ですし、どうすればよいものかと悩んでしまうでしょう。
一般的な防災対策と共に、家族で行うべき防災対策などについて紹介します。
災害はいつ起きるか分かりません。
「自分の家は大丈夫。」と思っていませんか?
準備をしておいて損をすることはありません。
出来る限り早いうちに話し合いをしておきましょう。
目次
日本は常に災害への備えが必要な国
日本は災害大国といわれています。
その中でも自然災害(地震・津波・台風・洪水・土砂災害など)が発生しやすい国土です。
世界の0.28%ほどしかない国土であるにもかかわらず、
全世界で起きた地震(マグニチュード6以上)の20.5%が日本で起きています。
活火山は世界の7%が日本にあります。
災害に対しての備えを必要とし、日頃から防災対策を意識することが必要です。
自分一人だけ意識をしていても、周りも共に対策を行わなけれな意味がありません。
身近な存在である家族と防災対策についての話し合いや準備を行いましょう。
一般的な災害対策と備え
一般的な災害対策としては家の中での家具の転倒・落下防止対策、非常持ち出し袋の準備、備蓄、避難経路の確認などが思い浮かぶはずです。
首相官邸のホームページでも、家具の配置・備蓄・非常持ち出し袋・避難経路などについて家庭で取り組むべきであると紹介しています。
災害はいつ起きるか分かりませんが、日中・自宅から離れている時間よりも自宅にいる時間の時に起きていることが多いので、自宅の対策を行うことが必要になります。
しかし、自宅にいない時に災害が起きることもあるので、外出中に災害に遭った場合について家族と話し合う必要があります。
実際にどのような対策が必要になるのかを説明していきます。
備蓄・ローリングストックは行っていますか?
災害が起きた時には、電気やガス・水道などのライフラインが止まることを考えておく必要があります。
復旧に時間がかからなければ良いですが、復旧までに時間がかかることもあるので、備蓄などをしておきましょう。
飲料水・非常食・生活必需品は最低3日分(大規模災害発生時は1週間分)それぞれの人数分用意しておくことが望ましいといわれています。
4人家族の飲料水を確保した場合、1人1日3リットルが目安×7日分×4人=84リットル
これ以外にも非常食や生活必需品もストックしておくため、備蓄品だけでも膨大な量になってしまいます。
備蓄の新しい考えとして「ローリングストック法」というものがあります。
備蓄とは別に日頃の買い物などで買いだめをすることがありますが、その買いだめの量を少し多めにして、食べながら備蓄をしていくという考えです。
備蓄品の管理は意外と難しいもので、賞味期限切れのものが入っていることもよくあります。
この方法であれば、賞味期限が切れる前に食べてしまうので賞味期限切れの心配もなく、保管場所わざわざ準備する必要もありません。
家族との連絡手段・集合場所などを決めておく
自宅で家族全員が揃っている時に災害に遭ったのであれば安否確認の必要もありませんが、常に家族が一緒にいるわけでもありません。
外出時や離れて暮らす家族との連絡手段や連絡方法も確認しておく必要があります。
同じ家に住む家族であれば集合場所の確認、離れて暮らす家族ならば安否確認の方法を決めておきましょう。
災害発生時は電話などが繋がりにくく、場合によっては電話が使用できないこともありえます。
災害伝言サービス(局番なしの「171」)や災害伝言版(インターネットサービスを利用して文字情報を登録して、電話番号を知っている家族が情報を確認する)の利用や、地域のコミュニティセンターなどの掲示板に安否を張り出すなどの方法を利用することも必要になります。
話し合いをして一番使いやすい方法を決めておきましょう。
最低限の家族の情報を共有しておこう
子どもであれば、学校での災害時の対応について共有して置く必要があります。
仕事をしている人であれば、会社の連絡先や会社用の携帯番号教えてもらっておくのも良いでしょう。
親しい友人などの連絡先も知っていると良いかもしれません。
友達の家に遊びに行っている時に災害に遭うこともあるはずなので、電話番号ではなくても家の場所などを知っておくと迎えに行くことも可能です。
離れた家族の場合でも同様であり、自宅や携帯が繋がらない場合の連絡先を教えてもらっておくと何かあった時にすぐに連絡を取ることができます。
家族で防災について話し合おう
対策・備えを実行するためには、家族で防災について話し合うことが必要です。
誰かがいないと備蓄の場所が分からない、連絡先を知らない、避難場所が分からないでは困るからです。
話し合う時間を作り、災害時の家族でのルールを決めておくことで、連絡が取れない場合でも落ちついて行動ができるはずです。
離れている家族には直接会って確認をするか、メールなどで内容を決めたりしてください。
災害の種類によって異なることがあれば、それぞれの災害時の対応を確認しておくことも大切です。
まとめ
もしもの時がもしもではないのが日本です。
いつ災害が起きても慌てることがないように、日頃から対策と準備をしておく必要があります。
家の中・生活・安否確認の確認をして、何が起きても対応できる状態にしておきましょう。
完璧な防災対策が必要ですが、完璧にすることは難しいはずです。
家族との話し合いで、重要度をチェックして重要度に合わせた準備をしていきましょう。

家族や親孝行とは無縁と思っていましたが、結婚し子どもが生まれると親と親孝行がとても大切なものなのだなと思うようになりました。
なかなか面と向かって親孝行や家族に感謝するのは恥ずかしく感じることもありますが、恥ずかしがらずに親孝行していきたいと思っています。
まずは家族も親も元気が一番!ですね。