子どもが生まれて、成長してくると「子どものことが分からない」「親子関係って難しい」と感じることが良くあります。
逆に子どもの時は親との関係に関してもどう接すれば良いのか分からなくて、親を敬遠してしまったりすることはないでしょうか?
「理由はないけどなんとなく」決定的な原因などないことがほとんどです。
親子関係というのは親になっても子どもの立場であっても難しいものです。
親子関係は、人によって異なるものですが、参考の1つになりそうな本を今回5冊ご紹介します。
目次
親子関係って難しい
若い頃は親の言うことが理解できず、その言葉一つひとつに反抗して見せたものでした。
けれど親は特に騒ぎもせず見守ってくれていました。
子どもが生まれ、反抗をするような年齢になってくると、騒ぎもせず見守ってくれている親の姿勢に頭が下がる思いがします。
放任という言葉がしっくりと来るような子育ての親でしたが、今となればそれで良かったのだろうな(だから今の良好な関係があるので)と感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、そういう親に私はなれるかな?と時々考えてしまいます。
我が家はまだまだ反抗期に差し掛かってもいませんが、明日かもしれない反抗期や、難しくなってくる親子関係について、どのように向き合えば良いのか考える必要がありそうです。
身近な関係だから難しくなってしまう
反抗期という反抗期はなかったので、自分の子どもが反抗期に入り、親子関係が難しくなった時のイメージができないのですが、親子という一番身近な関係だからこそ、些細なことからその関係が悪化してしまうのかもしれません。
しかし、気難しい年頃にどちらか(特に親が)修復しようと躍起になってしまうのは、逆に関係が悪くなってしまうことも考えられます。
ですが、関係が悪いまま大人になってしまうと、なかなか関係を修復することができません。
いつかは雪解け…ということもありますが、早いうちに良い関係にしておかないと、簡単に良好な関係に戻るのは大変でしょう。
親子だからの関係であるとは思いますが、難しいものなのです。
親子関係を良好にしてくれるヒントがみつかる本5選
難しい年頃のお子さんや、親子関係に悩みを持つ人のヒントになるような本を今回は5冊ご紹介します。
麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること|工藤勇一(著)
定期テストや宿題、頭髪チェックなどを廃止した改革が話題になった麹町中学校校長が書いた親向けの本になります。
親子関係というよりは、学校と親の関わり方に対する考え方や、自立した子どもを育てるための本といえます。
子育てで一番大切なのは親子が幸せな関係であること、親子関係を良好にするヒントがある1冊です。
私は私。母は母。|加藤伊都子(著)
親子関係を考え直すきっかけになる1冊です。
母との関係に悩む娘に向けて書かれていて、いわゆる毒親との関係について書いてある本です。
毒親も、子どもとの距離が生まれてしまう親子関係の1つですが、自分はこのような親にはならないようにしなくては…と思いました。
「苦しい親子関係」から抜け出す方法|石原加受子(著)
反抗期の子どもと親の関係の本ではありませんが、親子関係については年代関係なく共感できる「親子(年老いた親と子)」のトラブル対策本です。
子どもを自分のエゴで我慢をさせたり罪悪感を持たせないために何をするべきか、考えることができる1冊であり、自分と親の問題も解決できる本です。
子どもの心の育て方|佐々木正美(著)
子どもとの関係で陥りがちな「期待をし過ぎたり、プレッシャーを与える」「過保護と過干渉」子どもとの向き合い方を優しい温かみのある文章で伝えてくれます。
子どものことを考えているつもりが、子どもを追い詰めてしまっていることもあるのだなと改めて感じる1冊になります。
家族のトリセツ|黒川伊保子(著)
著者は妻のトリセツ、夫のトリセツなどのシリーズを書いており、厳しく接しがちな家族には甘やかしが最適であるという。
家族くらいは優しくあるほうがコロナ禍の家族関係には一番なのだと感じる1冊です。
まとめ
親子関係は難しいものです。
良かれと思ったことが重荷となったり、成長を悲しく感じてしまう。
親は親、子どもは子ども、それぞれの気持ちを尊重した関係が必要であることが大切です。
小さなうちは親が子どもの全てを背負うことが必要かもしれませんが、いつしか背負わなくても良い時期がやってきます。
そして、いつかは逆に背負ってもらう日が来るのです。
世の中にはいろいろな親子関係があり、考え方も多種多様です。
自分だけの考えだけではなく、いろいろな親子関係を知ることで、自分たちの親子関係に一番良いものが見つかるでしょう。
ご紹介した本は、反抗期には関わりないものがほとんどですが、反抗期だけではなく、親子関係に悩んだ時に読んでほしい1冊です。
ぜひ手にしてみてください。
家族や親孝行とは無縁と思っていましたが、結婚し子どもが生まれると親と親孝行がとても大切なものなのだなと思うようになりました。
なかなか面と向かって親孝行や家族に感謝するのは恥ずかしく感じることもありますが、恥ずかしがらずに親孝行していきたいと思っています。
まずは家族も親も元気が一番!ですね。