7月の第4日曜日は「親子の日」です!
父の日や母の日は誰もが知っている日だと思いますが、親子の日がどういった日なのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。
この記事では「親子の日」がどういう日なのか、また、「親子の日」の過ごし方などを紹介していきます。
ぜひ、親子の絆を確かめあえるような、特別な日にしてみてください。
目次
親子の日って何?親子の日ができたきっかけは?
親子の日って何?
親子の日は、ブルース・オズボーンというアメリカ出身の写真家によって創設された記念日です。
1980年頃より日本で本格的に活動を開始したオズボーン氏は、一年に一度、「親」と「子」が向き合い、絆を深め合ってほしいと強く思い、この記念日を制定しました。
この日がつくられたきっかけは?
ある日、オズボーン氏は、日本人のミュージシャンとその母親を撮影する機会がありました。
モヒカン頭で革ジャンを身にまとっているミュージシャンと、特徴のない一般的な服装をしている母親。
この姿を見ながらオズボーン氏は、「これはギャップを狙った面白い作品ができる」と期待していました。
しかし実際に撮影を始めてみると、「ギャップ」ではなく、むしろ「一体感」や「面白味のある関係」をその親子の写真から感じたそうです。
その撮影をきっかけにオズボーン氏は、親と子の大切な関係を「親子」という一つの言葉で表す日本文化に共感するようになりました。
その後、全国で親子写真展を展開する活動などを始めたオズボーン氏は、親と子の絆を確かめ合い、社会平和を願うきっかけをつくるために、2003年に「親子の日」という日を創設しました。
ちなみに、5月の第2日曜日に「母の日」、6月の第3日曜日に「父の日」があるため、「親子の日」は7月の第4日曜日と制定されました。
親子の日の代表的なイベント
親子の日にはオズボーン氏が中心となって企画されたイベントが毎年行われています。
ここではそのイベントをご紹介します。
100組限定の親子写真撮影会!?「スーパーフォトセッション」
「親子の日」創設時の2003年から続いているイベントがスーパーフォトセッションです。
これはオズボーン氏が毎年約100組の親子を招待して撮影をするというイベント。
撮影された写真は、招待者にも贈られますが、オズボーン氏の作品として写真集などに使われることもあります。
スーパーフォトセッションへの応募方法は、家族の写真をメールか郵送で送ればいいだけですが、2021年はコロナウイルスの影響で撮影会は中止となっています。
代わりに特別企画のトークイベントなどが開催されるようなので、ぜひチェックしてみてください。
親子の写真展示会
オズボーン氏は、2004年から日本各地で親子写真の展示会を開催しています。
「スーパーフォトセッション」で撮られた写真はこの展示会に使われることもあります。
〈開催事例〉
- 2013年 銀座和光で「親子写真」の展示会
- 2015年 日本外国人特派員協会(FCCJ)で「親子」写真展
- 2018年 沖縄市プラザハウスショッピングセンターで写真展「親子の写真展 in 沖縄」
- 2019年 第 3 回目となる写真展示「~ HAYAMA TIME ~親子の数だけ 親子の物語」を葉山町森戸神社で
※2019報告書から引用
一部の開催事例を紹介しましたが、2005年から20回以上写真展示会が開催されています。
展示会には様々な職業や属性の親子写真が並び、なかには、身体を丸めて笑い転げている写真や、かしこまってポーズをする親子の写真も。
オズボーン氏の写真の特徴は、親子の関係性がわかるような「自然体」の写真が多いようです。
今年2021年は、10ヶ国の写真家による写真展「親子写真まつり」が開催される予定です。
「写真」という芸術も楽しめることはもちろん、様々な親子の形を見ることができる良い機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。
コンテスト
2004年から定期的に開催されているコンテストもあります。
こちらは今年も開催予定ですので、お気に入りの1枚でぜひ応募してみてください。
写真コンテスト(第17回)
応募で集まった親子の写真を審査し表彰する企画です。
instagramから簡単に応募ができて、入賞者には豪華商品もあります。
写真やSNSを通して、家族のことを発信してみるのも良い思い出の一つになります。
今年は7月26日11時00分が締め切りです!
写真コンテストの応募方法はコチラ
エッセイコンテスト(第15回)
親子をテーマにしたエッセイのコンテストです。
応募者もエッセイを読む人も、改めて「親子」について考える良いきっかけになります。
こちらも、郵送やinstagramへの投稿で簡単に応募することができます。
エッセイコンテストの応募方法はコチラ
「親子の日」親子大賞2021
親子大賞は、一番輝いていると思う有名人親子を選んで投票するイベントです。
今年は、桑田 真澄&Matt親子や、渡辺 謙&杏親子など、合計22組の親子がノミネートされていますが、ノミネート以外の親子に投票をすることもできます。
こちらの投票期間も2021年7月26日11:00までとなっています。この親子が大賞だ!と思われたらすぐ投票をしましょう。
親子大賞の投票はコチラ
親子の日は何をする?
「親子の日」に関するイベントをご紹介しましたが、イベントに参加する以外で親子の日には何をすればいいでしょうか。
例えば、多くの人が「母の日は花を贈る」というイメージをお持ちだと思います。
一方で、親子の日に何かをプレゼントをするという風習は今のところありません。
だけどせっかくの「親子の日」です。
ぜひ「親子の日」をきっかけに、親子の絆を深めたり、日頃の感謝を伝えてみてください。
そのアイディアをいくつかご紹介します!
家族写真を撮ろう
写真は、ポーズや服装、表情などから「家族の色」がはっきりと出ます。
写真館などで家族写真を撮ることも良いです。しかしコロナの影響もあり、親子の日というだけで写真館に行って撮影をすることは難しいかもしれません。
でも、今はスマートフォンでも綺麗な写真が撮れて、印刷までできる時代です!
たった一つの家族写真をお持ちのスマートフォンで撮ってみませんか?
セルフタイマー機能を使った撮影の仕方
セルフタイマー設定にしよう
セルフタイマー機能を使えば、家族全員が映った写真を簡単に撮ることができます。
ポーズや背景のアングルなどもゆっくり決められて、家族らしさを演出することが可能です。
セルフタイマーの時間は10秒ぐらいを目安に撮影して調整してみてください。
スマートフォン用三脚を利用しよう
スマートフォンでの撮影は簡単に撮ることができますが、一方で、カメラが傾いたり、手振れしやすいなどのデメリットもあります。
そんなデメリットを解決してくれるのが、スマートフォン用の三脚です。
今では100円ショップなどでも販売していますので、他の買い物をするついでに、探してみてください。
良い表情を引き出そう
楽しい記念撮影なのに、表情が固くなってしまうのは、残念ですよね。
自然な表情を引き出せるような演出をしましょう!
- セルフタイマーのカウントをする
「10、9、8、7・・・・・」と家族全員でカウントすると、一体感が生まれて楽しい表情を引き出すことができるでしょう。 - 全員でジャンプする
広い場所に限りますが、躍動感のある写真を撮ることができます。
息も合わせなければならないので、家族の力が試されます! - 母音の「い」で終わる掛け声にする
「はい、チーズ」ではなく、「はい、たいやき~」など、母音が「い」で終わる言葉を掛け声にしましょう。口角が上がった状態で写ることができます。
本来、撮影者が使う掛け声ですが、全員で言うことをお勧めします。
画像を加工してみよう
画像を明るくしたり、フィルター機能を活用することで、自分好みの色味を出すことができます。
あえてモノクロにしてレトロ感や雰囲気を出すことも可能です。
他に、フレームや「○○家」という文字を入れても特別感を演出することができます。
現像して両親にプレゼントしよう
両親がスマートフォンを持っていれば、写真データはすぐに共有できます。
でもプリントアウトすれば、家に飾ることもできますし、手帳に入れていつでも見ることができます。
コンビニでも簡単にプリントできるので、撮影したあとは家族に現像した写真をプレゼントしてみませんか。
感謝の気持ちを伝えよう
本来、直接顔を合わせるのがベストですが、昨今のコロナ禍で、家族に会えない日々が続いている人も多いかと思います。
しかし、会えなくても感謝の気持ちを伝えることはできます。
普段恥ずかしくて、伝えられない想いを「親子の日」に伝えてみませんか?
手紙を書こう
日頃手紙を書かない人でも、かしこまる必要はありません。
普段話しているように、あなたらしい文体で書きましょう。
また、両親は今離れているあなたが元気にやっているのか、近況を聞きたいはずなのであなたの日常を伝えてみましょう。
最後に必ず「感謝」の気持ちや本音を書きましょう。
LINEを送ろう
手紙を書く時間がない、手紙は恥ずかしいという場合は、メールやLINEで気持ちを伝えるのも一つ方法です。
LINEにはLINEギフトというものがあり、メッセージだけではなくプレゼントを気軽に送ることもできます。ギフトの種類は様々。
家の近くにミスタードーナッツやスターバックスなどがあれば、チケットをプレゼントするのも喜ばれます。
まとめ
この記事では、親子の日について紹介しました。
あまり認知度は高くないようですが、この日をきっかけに、親子の絆を深めてはいかがでしょうか。
ここで紹介した以外にも様々な親孝行の方法があります。
自分なりの親孝行を考えるのも、一つの楽しみになるかもしれませんね。
出産したことで、より家族のつながりや関わり合い方に興味をもつように。
母とお世話になった祖母それぞれに、母の日、誕生日、敬老の日の贈り物を10年以上続けているので、近年ネタ切れ感が否定できません。
良いものがあればぜひ教えてください。