最近は親孝行を支援してくれる企業が増えてきています。
家族にもしものことがあった時に、企業がサポートをしてくれることで、さまざまな不安も解消することが可能です。
自分も家族も頼れる企業とは、どのような会社なのでしょうか?
今回は、親孝行を支援してくれる企業がどのようなことを支援してくれているのか、3社を紹介します。
目次
親孝行な企業とは
「良い企業に入社することが親孝行だ」
そんな時代もありました。
大企業に入社してその給料で親孝行をすることが大事、だから立派な会社に入社しなくてはいけないと昔の人は思っていた人も多いようです。
自分の好きなことを仕事にするというよりは収入であったり、企業名などに惹かれて入社したり、親の希望に合わせて会社を選ぶ人もいました。
それも親孝行であるといえば親孝行ですが、今回ご紹介する親孝行な企業は、従業員が親孝行をしやすい環境を作っている、お客様が親孝行をする時にサポートをしてくれる企業です。
企業と親孝行がなかなか結びつかない人もいるかもしれませんが、家族を大切にしている人を大事にする会社は意外と多いのです。
親孝行がもっと気軽なものであってほしい、身近な存在であってほしい、このように考えている弊社では、親孝行と繋がりのある企業を勝手ながら紹介していきたいと考えています。
企業と親孝行、家族と親孝行
親孝行をすることが当たり前になってきたとはまだまだいえませんが、親孝行に対する意識は変わりつつあります。
就職で親元を離れてしまうと、頻繁に帰省することが難しくなり、親孝行をするチャンスも少なくなり、親孝行のきっかけを失っていませんか?
「仕事だから」
「時間がないから」
そのような理由を探しては親孝行から離れてしまったりしていると思います。
若いうちなどは特に親孝行に割く時間がもったいなくも感じてしまうはずです。
もし企業が帰省することや親孝行をするための時間を確保してくれたなら、親孝行から逃げることができませんね。
企業が親孝行をする人を応援したり支援するのには、いくつかの理由があります。
親に感謝をできない人間は仕事もできない、親孝行を通じて仕事ができる人間になってほしいという考えです。
「親に感謝する事で同僚や周囲の人々に優しくなり、助け合いの精神が育ち、親に感謝し喜ばせることができない人間が、他の人を喜ばせる事などできない」という考え方です。
もう一つは親孝行手当などとして、企業側が従業員に対しての福利厚生の一環であります。
気持ちがあっても実行にすることが出来ない時に、企業が後押しをしてくれるのならば、企業側が親孝行手当を支給する背景には、「親に感謝する事で同僚や周囲の人々に優しくなり、助け合いの精神が育ち、親に感謝し喜ばせることができない人間が、他の人を喜ばせる事などでない」という考え方があるからです。
どのような理由があったとしても、親や家族からすれば、親孝行を指せてくれる時間やお金をを支給してくれる会社は良い会社に見え、安心してこれからも働き続けてほしいと思うはずです。
従業員への親孝行ばかりではなく、最近は企業がお役様のニーズに合わせて親孝行を提案してくれる企業も増えてきました。
弊社もその1つではありますが、企業の事業と親孝行を上手にコラボレーションさせている企業もたくさんあります。
親孝行な企業とは
親孝行な企業、親孝行な人達をフォローしてくれる企業とは、いったいどのような企業なのでしょうか?
大和ハウス(親孝行支援制度)
大和ハウスは皆さんもよくご存じの住宅メーカーです。
様々な制度の充実により、従業員が働きやすい環境を作り出しています。
親孝行制度も気になるところですが、
- 次世代生育一時金(子ども1人に対して100万円支給する制度)
- 出産育児時短勤務制度(子どもが小学3年生になるまで時短勤務がでる制度)
- 家族の看護休暇(子ども・配偶者・父母・祖父母(配偶者も含める)に1年間に5日を限度として休暇を取得できる制度)
これらの制度などによって、働きやすい環境ができています。
そして親孝行も支援しており、親孝行支援制度として、遠方にいる親の介護を理由に親元に帰省する費用を支給してくれます。
もしもの時に会社が助けてくれる、それだけでも心強いですね。
つばめタクシー(親孝行タクシーサービス)
熊本県人吉市にある「つばめタクシー」では、離れて暮らす親のタクシー料金を子どもが負担する「親孝行タクシーサービス」を行っています。
家族の収入に合わせて、負担額を設定できて、家族ごとに負担なくタクシーを利用することができるサービスです。
高齢ドライバーの交通事故が問題になり、運転免許の自主返納を行う人が増えてきました。
しかし、自主返納をしたが移動手段がなくなり、行動範囲が狭くなり引きこもりや認知症の発症など、問題も増えています。
タクシーという交通手段を利用して高齢者の死亡事故を減らし、高齢者が自立した生活を自由に遅れるサポートをするため、サービスを開始しています。
タクシーを利用することで、見守りの効果もあるようです。
地域ぐるみで親を守るサービス、子どもも親も安心できるサービスです。
九州電力グループ・九電みらいエナジー(九電親孝行サポート)
九州電力では「九電安心サポート」というサービスがあります。
子育て・くらし・電気・生活トラブル・空き家・お墓・ホームサポート、生活全般をサポートしてくれるサービスですが、そのなかの「親孝行・見守り」サービスを九電みらいサービスでは行っています。
一人暮らしの親に定期的に訪問(電話)をしてくれ、心配な時には24時間対応の駆け付け訪問もしてくれます。
遠くても近くても一人暮らしの親のことは心配になるはず。
自分だけではなく、周りからも見守ってくれる環境があることは心強いです。
電力使用量をチェックして、普段と異なる場合は、メールなどでお知らせもしてくれます。
電気料金でチェックしてくれるというのは、生活に直結しているので分かりやすいですね。
地域のシルバー人材センターとも提携しているので、困りごとなども解決してくれます。
離れて暮らしているとできないことを、九電親孝行サービスが解決してくれるのです。
企業が支えてくれる親孝行
親孝行は子どもがするもの、確かに自分の親孝行は自分がするものです。
しかし、様々な事情によって親孝行ができない人もいます。
それを企業がサポートしてくれることも、立派な親孝行の1つではないでしょうか?
ご紹介した企業の親孝行サポートのうち、2つの企業のサービスは地域ぐるみのサービスです。
近くに住んでいないと地域との関わりもなく、親がどのように地域と関わり合いを持っているのか分かりません。
ご紹介したサービスを利用することで、地域との関わり合いを持つことができ、万が一の時にも安心です。
子どもだけが負担を感じず、周りで親を大切にしていくことも親孝行ということではないでしょうか?
まとめ
ご紹介した企業の親孝行、どのように思われましたでしょうか?
若い世代の親にとってはまだまだ先のサービスで、子ども世代にとっては自分には関係がないものと思ってしまうかもしれませんが、自分も含めていつかは老いていくものです。
その時に安心して暮らすためのサービスがあれば安心することができるので、お住いの地域、親の住む地域で、このようなサービスを探してみてはいかがでしょうか?
家族や親孝行とは無縁と思っていましたが、結婚し子どもが生まれると親と親孝行がとても大切なものなのだなと思うようになりました。
なかなか面と向かって親孝行や家族に感謝するのは恥ずかしく感じることもありますが、恥ずかしがらずに親孝行していきたいと思っています。
まずは家族も親も元気が一番!ですね。