遠くに離れて住む親からSOSが来たときどうする!?冷静に対応するために必要な3つのこと

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両親と離れて暮らしていると、もしもの時に関して心配だという人は多いはずです。

倒れた時、事故にあった時、子どもである自分のところに連絡が来るのか?病気や事故の時に落ち着いて通報して搬送できるのだろうか?

認知症などではなくても、緊急事態の場合はパニックになってしまい、判断が難しくなります。

年齢に関係なく起きることなので、高齢になって判断能力の衰えが出てきた高齢者であればさらに心配になります。

私ごとですが、一昨年、実父が心筋梗塞になりました。

一命を取り止め現在は元気に過ごしておりますが、離れて暮らしている娘の私が通報等を行ったので大事に至りませんでした。

この記事では私の経験談と日頃から行っておくべきことなどについて紹介していきたいと思います。

目次

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遠く離れた父親からSOS

父が倒れる少し前に、職場でケガをしてしまった私。

働くことができないので自宅で安静にしていました。

春休みで上の子どもは自宅・下の子は保育園に行っています。

何もできないので、ぼんやりとテレビを見ていると実家の母親のスマホからの着信がありました。

電話に出ると姪からの電話でした。

「おじいちゃんが苦しいって言ってるんだけど…」

我が母はスマホを置いて外出してしまったらしく、自宅にいたのは姪と父(姪から見ると祖父)。

様子が分からないのだが、苦しそうだというのです。

スマホを置いて外出するのであれば近場だろうと思った私は、様子を見ながら母が戻ってくるまで待ってみて、と言って電話を切ってしまいました。

近くにないから何もできないし、というのが正直な気持ちです。

でも、なんとなく気になるところがあったので、こちらから再度電話をかけました。

私が実際に行ったこと

いつもと違うかも!という勘で電話を掛け直しましたが、やはり母親は帰宅していなかったので、私は電話で姪にいろいろと父の状態を聞きました。

一時を争う事態であるということがすぐに理解できましたが、実際の状態が見れないので適切な判断ができません。

孫(姪)に頼んで画像を送ってもらう

言葉で聞いても分からない状態を確認するためにビデオ通話にして、父親を写してもらうことにしました

写された父親は苦しそうに体を丸めています。

心筋梗塞や心臓病など、心疾患で何度も入院している父でしたので、様子を見ただけで心疾患の症状であることは分かりました。

近くに似るわけではないのですぐに何かが出来るわけではありません。

とりあえず折り返し電話をするといって電話を切りました。

119番通報

どうしたらよいのか?

救急車を呼ぶことが必要であると判断できますが、私の住む市と実家は同じ地域ではありません。

119番通報をしても繋がるのか?という心配がありましたが、繋がらなくても繋がるための方法は教えてもらえるだろうと思い、119番通報をしました

「家事ですか?救急ですか?」

電話が繋がっただけでパニックになってしまいますが、状況を伝えなくてはいけません。

父親の状況、自分の居場所などを詳細に伝える

今回の状況は以下の通りです。

  1. 離れて暮らす父親が急に苦しみだして動けなくなっている
  2. 父親は通報先の地域とは異なる隣の市
  3. 自宅には父親と孫がいる
  4. 心臓病の基礎疾患があり、かかりつけの病院がある
  5. 母も一緒に暮らしているが今は外出中

1~3までを119番通報で繋がった消防の担当者に話すと、実家のある管轄の消防へ繋げてくれるということで、繋げてもらいました

繋がった後は、状況をすべて話して救急車を手配することができました。

まずは安心、といった感じでしたが、姪に連絡を取り、救急車が来ることを伝えました。

救急車が来たら一緒に乗らないようにしてもらい、母親が救急車の到着前に帰宅したら救急車を呼んだことを話してもらうようにお願いします。

やれることは全部やったな、と一安心はできません。

救急の方からは私が実家に向かうことを条件とされ、私は車で実家まで向かうことになりました。

足の骨を折っているのに…

自分が実家に向かう

次男の保育園へ迎えに行き、小一時間かけて実家まで向かいます。

途中、救急車が到着したとの連絡や、救急車が到着するまでの時間、救急車がかかりつけの病院へ向かうために私も病院へ向かうように指示されたり、運転中でしたが電話が鳴りやみません。

途中で母親から連絡が入り、母親も病院へ向かうことになり、病院で合流することになりました

「119」は管轄が違くても対応可能であるが、対応については地域で異なる

今回は、実家のある地域への通報が可能でスムーズに取次をしてもらえたため、救急車の手配が早くできました。

なぜこのようなことが可能であったかというと、緊急時の管轄外の通報を転送してくれるシステムと協定があるそうです。

これは全国各地で必ず出来ることではないようで、地域によっては転送ができないこともあるそうです。

転送システムが利用できる地域であったことで、父親はスムーズに搬送され、緊急手術を受けることが可能となり、一命を取り止めることができました。

高齢の両親がいる場合には通報方法を確認をしてみる

遠くで暮らしてる親に何かがあった場合でも転送システムがあれば一安心ですが、地域によっては対応が異なるので、事前に自分の住む地域から親の住む地域への転送システムがあるか調べておくようにしておくと、もしもの時でも安心です。

119番で転送ができない地域であった場合は心配かと思いますが、親が暮らしている管轄の消防本部の電話番号を控えておき、そちらへ電話をするようにしてください。

ちなみに管轄外の地域からの通報をした場合、搬送先や状況を確認するために携帯番号を教えておき連絡をもらうようにしましょう

私の場合には連絡をするために電話番号を教えてほしいといわれましたが、聞かれないところや連絡を行わない地域もあります。

連絡が取れないから対応が悪いということではなく、後から消防本部から連絡などが入るので心配かもしれませんが、対応に従ってお願いするようにしてください。

離れた親を助けるための救急通報を冷静にするために必要な3つのこと

もしもの時に救急通報を冷静に対応するためにはどのようなことが必要なのでしょうか?

この記事では3つを紹介します。

通報は落ち着いて行う

通報は落ち着いて行うようにしましょう

119番通報であれば、焦らず電話をかけることができますが、管轄外で消防本部に電話を掛ける必要がある場合には掛け間違いがないようにしなくてはいけません。

一刻を争う状況なので、スマホや家電に電話番号を登録しておくことも良いでしょう。

自宅ではない場所へ救急車を依頼するので、情報を正確に伝えるようにしてください。落ち着いて伝えることが大事です。

基礎疾患等の情報などを伝えておく

日頃から親の体調について把握しておくと、搬送先を適切な病院にしてもらうことが可能です。

適切な搬送ができることで、助かる命もあると搬送先の医師が私に教えてくれました。

認知症の症状がある、障害を持ってる、病人である本人に聞くことができない場合にはこの情報が重要となるので、定期的に親の健康状態を確認しておくとよいでしょう

偶然ではありますが、このような対応ができて良かったです。

自分の居場所を伝える

自分の居場所は通報した時点で聞かれますが、聞かれなかったとしても自分から伝えるようにしましょう。

病院へ駆けつけられる距離ばかりではないので、自分の住所・連絡先は必ず伝えましょう

すぐに対応ができるように、病院へ搬送されるまではすぐに連絡を取れるようにすることが必要です。

まとめ(もしもの時に慌てないようにしよう)

離れて暮らす親にもしものことがあった時に、119番通報が可能であっても子どもである自分を頼ってくることも考えられます。

私が経験したような離れた場所から救急車の要請をする必要が生まれることもある、ということを意識してもらえると、もしもの時には落ち着いて対応することができるでしょう。

今は元気な親でも、いつどのような事が起きるか分かりません。

もしもの時に慌てなようにするために、119番通報のシステムを調べてみることをおすすめします。

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