地域によってもお葬式は違うの?お葬式のしきたり・マナー

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大切な家族との最期のお別れの場であるお葬式。

地域や宗派によってもお葬式は大きく異なります。

宗教・宗派の作法に法って執り行われるので、しきたりであったりマナーを知っておく必要があります。

何も知らずに葬祭会場に行き、恥をかいてしまうことがない為にも、最低限のルールやマナーを知っておきましょう。

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お葬式とは

お葬式とは、人の死を弔うために行われる祭儀・葬制の一部です。

同じなように使われる言葉で「葬儀」がありますが、「葬儀」は通夜から火葬までの一連の儀式を指し、「葬式」は通夜および翌日の供養の儀式を指しています。

「葬儀が執り行われた」というのは火葬まで済んでいる状態となり、「お葬式が済んだ」となれば供養の儀式までが済んだ状態です。

「葬式」の他に「告別式」もありますが、告別式は本来宗教的な儀式を含まない葬式のことになります。

宗教的な儀式とはお坊さんがお経を読んだり神主が祭祀をあげたり、神父が聖書を読んだりすることです。

宗教的な儀式を行わないというのは弔事・弔電・喪主のあいさつの部分のみで行われる式になります。

参列については親族に確認などを行う必要があるので、連絡を受けた際に確認をしましょう。

お葬式の種類

お葬式を執り行う場所にも種類があります。

昔であれば自宅葬が一般的でしたが、葬式が執り行える場所も多様になっています。

家族葬

家族葬は言葉の通り、家族のみで行う葬儀となります。

参列人数は少人数で親族やごく親しい関係者のみが出席して執り行われます。

コロナの影響により多くの人に参列してもらうことが難しくなっているため、家族葬を選ぶ方が多くなっています。

場所は葬祭会館・セレモニーホールなどを利用する場合が多いです。

一般葬

親族以外の近所の人や故人と生前付き合いがあった人が出席するのが一般葬です。出席者の範囲が広い一般的な葬儀になります。

通夜・告別式(葬式)・火葬等が執り行われます。

こちらも葬祭会館やセレモニーホールの利用が今は主流になっています。

自宅葬

一般葬・家族葬それぞれの方法で葬儀を行いますが、葬儀を行う場所が自宅になります。

最近は自宅で執り行う人が少なくなっておりますが、これまで病院で過ごしてきた故人に自宅で最期は見送りたいなどという理由で行われることが多いです。

お寺葬

お寺葬とはお寺の本堂を会場にして葬儀一切を執り行うことです。

必要以上の費用がかからず、静かに故人を見送ることができるのがメリットになります。

一般的には菩提寺でお寺葬を行いますが、菩提寺がない場合や無宗教でもお寺葬は可能な場合があります。

お寺葬でも葬儀会社がサポートに入るので、お近くの葬儀会社に相談されると良いでしょう。

地域で異なるお葬式のしきたり・マナー

地域によってお葬式にもしきたりがあり、他の地域では考えられないようなこともお葬式のマナーとして決められていることが多いです。

「通夜ぶるまい」は関西を中心とする西日本にはない

「通夜ぶるまい」は通夜の後に故人を偲んで食事をしながら思い出話を語り合う時間とされていますが、関東を中心とする東日本では親族以外の参列者も参加します。

関西を中心とする西日本にはこのような風習はなく、参列者は焼香が終わるとそのまま帰ります。

北海道では香典に領収書が出る

北海道の多くの地域では香典に領収書を出します

金額の確認のために受付で開封され、香典専用の領収書に記載されるそうです。北海道出身ではない人はびっくりする内容です。

関西・中国・九州などでは出棺時に故人が愛用していた茶碗を割る

故人にお供えするものに一膳飯(または枕飯)がありますが、出棺前にこの一膳飯に使われていた茶碗(故人の茶碗)を割るというのです。

これは故人の魂を送り出す意味があり、故人の現世への未練を絶つためだといわれます。

故人の現世の未練と共に残された家族の気持ちの整理にも繋がります。

自分は何の宗派?実は宗派によってお葬式のあげかたが違う!?

日本に仏教の宗派は13宗56派ほどあるとされ、宗派によってお葬式のあげ方も異なります。

いろいろと細かい違いがありますが、今回は経典の違いによるお葬式の違いを紹介します。

浄土三部経…浄土宗、浄土真宗、時宗

浄土三部経とは『仏説無量寿経』、『仏説観無量寿経』、『仏説阿弥陀経』の三経典をあわせた総称で、阿弥陀とその浄土を語る経典になります。

浄土宗の葬儀では、僧侶と参列者が一緒に念仏を唱えるという、念仏一会が特徴的です。

浄土真宗は「他力本願」「往生即身仏」という考え方であるため、葬儀では授戒と引導を行わず焼香は押しいただかず、1回だけ行います。

時宗の大きな特徴として踊念仏(おどりねんぶつ)がありますが、これは太鼓や鉦などを打ち鳴らし、踊りながら念仏を唱えるというものです。

法華経…日蓮宗、天台宗

『法華経』(ほけきょう、ほっけきょう)は、大乗仏教の初期に成立した経典であり、誰もが平等に成仏できるという仏教思想が説かれています。

日蓮宗では南無妙法蓮華経を中心に様々な仏や菩薩などの名前が書かれた十界曼荼羅(じっかいまんだら)を本尊に掲げ、焼香は押しいただき、3回行います。

天台宗の葬儀では、故人に菩薩となるための円頓戒が授けられる特徴があり、焼香の作法は特に定められていません。

大日経・金剛頂経…真言宗

真言宗は大日如来を本尊とする宗派です。

大日経と金剛頂経を主な経典として扱っていて、開祖は空海でになります。

日本で唯一の純粋な密教です。

真言宗では枕経(まくらきょう)を行います

故人が極楽浄土へ向かえるよう死の前から僧侶がお経を唱えていましたが、現代では臨終の際の枕経は行わないことが一般的です。

現代の枕経は、亡くなった直後か故人の遺体を自宅や葬儀会場に安置した夜に行います。枕飾りと呼ばれる祭壇を設け、僧侶が読経します。

特定の経典がない…臨済宗、曹洞宗

臨済宗は特に定められた本尊のない宗派で、特定の経典もありません。

般若心経や金剛般若経などが読まれます

曹洞宗は釈迦を本尊とする宗派で、特定の経典はありません。曹洞宗の葬儀では、太鼓や鈸(はつ)を打ち鳴らす鼓鈸三通(くはつさんつう)が行われます。

まとめ

お葬式の種類・しきたり・マナー・宗教によって、お葬式も違いがあることを紹介しました。

お葬式は故人との最期の別れ、お互いに気持ちよく見送りたいものですが、しきたりやマナーを知ることでお葬式で恥ずかしい思いをすることもありません。

お葬式の時は故人の宗派を確認することも必要ですが、これを機会に自分の宗派も確認しておくと良いでしょう。

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