新型コロナウィルスの影響で、家にいる時間が増えている人が多くなりました。
在宅時間が増えたからといって、家族の時間が増えたという人ばかりではないようです。
最初のうちは、家族揃って過ごす時間を喜んでいたものの、長くなるにつれ、家族の関わり合いが辛いと感じる人も多くなったのではないでしょうか?
家族との関わり合いに辛さを感じる理由には、家族以外との関わりも関係しているようです。
今回の記事では、コロナ禍での家族関係と人との繋がりについて考えていきます。
目次
家族とのコミュニケーションを取っていますか?
コロナ禍になってから、家にいる時間が増えて、家族が一日中同じ空間にいるご家庭がほとんどではないかと思います。
同じ空間にいるからといって、一緒にテレビを見たり話をしている時間は少なく、それぞれが好きなことをしているため、会話は以前より少なくなっていると感じていないでしょうか?
両親は仕事をして、子ども達はゲームをしている、四六時中一緒にいるのですから、個人の時間を大切にすることは決して悪いことではありません。
最初こそ、家族といる時間が増えたので嬉しくて、家族の時間を大切にしていましたが、逆に家族の時間が多すぎて疲れてしまっている人も多いようです。
他者とのコミュニケーションの時間も減り、気がつけばコロナ前よりも家族の時間(一緒にいる時間ではなく共に何かをする時間)が減っていると思いませんか?
長引くことで疲れてしまう
在宅勤務をしていると、仕事とプライベートの時間の区別がついていない人も多いようです。
私自身も、家庭のことをしながら仕事をするので、どこからが仕事なのか判断がつかず、プライベートの時間を上手に取ることができません。
洗濯をしながら仕事のメールチェックをして、仕事をしながら息抜きにアイロンがけをしていたりします。
子ども達は学校へ行き、午後には帰宅します。
宿題のチェックをしながら新しい仕事の打ち合わせをしたり、提案をするべく資料を探したり…これは私だけではなく、在宅勤務をしている人であればごく普通のことです。
仕事の合間に家族とコミュニケーションを取っているので、深く向き合うことはできません。
小さなお子さんであれば、お子さんの不満が溜まってしまうかもしれません。
同じ空間で過ごしているから幸せだ、そう感じていたのは最初だけで、それだけでは家族が繋がってるとはいえません。
家族との時間が、片手間仕事のような扱いになってしまってはいないでしょうか?
家族との時間の増加と周囲との関わり合い
家族と過ごす時間が増えたことで、周囲と触れ合う時間がなくなりました。
コロナ禍では仕方がないことですが、交友関係や人間関係も大きく変わってきたのではないでしょうか?
我が家では小学生が2人いますが、学年も異なるということもあり、1年生の子どもの友達関係は上の子の1年生時代とは大きく変わってしまいました。
感染対策として遊びに行くこともなく、学校でも子どもたち同士の関わり合いが少ない(触れ合う機会が少ない)状況なので、積極的な性格の子どもでなければ、友達を作るチャンスがありません。
親同士は更に会う機会がほとんどないため、繋がりを持つことができません。
その上、たびたび休校措置が取られているので、勉強面も心配ではありますが、どうすることもできないのが現実です。
家族の時間が増えることで、学校で状況が見えず、不安を抱えたままの家族も多く、学校生活に不安を感じている親や子供はとても多いです。
これは小さな子どものいる家庭ばかりではありません。
大人であっても、今までのように会社の人達や取引先の人との関わり合いがなくなり、不安を感じている人も少なくありません。
長引くコロナ禍で、不安感や孤独感を抱く若者も多くなっています。
家族以外の対面でのコミュニケーションの低下が不安や孤独感に繋がっていることが分かります。
繋がりのスタートは家族から
私もなかなか会えない友達に会いたいなと思うことが最近は増えています。
寂しい気持ちもあるのかと思いますが、家族だけでは得られないものがこれまで会えていた人にはあるのかもしれません。
その代わりではありませんが、今は家族との時間を大切にしませんか?
家族は人と人の繋がりのスタートであり、離れられない繋がりでもあります。
今はちょっと窮屈に感じる時期かもしれませんが、改めて家族との繋がりについて考えてみてください。
コロナ禍前は意識もしなかった家族との繋がりや関係を、また考えてみるのも良いですね。
繋がる相手がいることは幸せであり、また誰かと繋がりを持てる日が来ることを楽しみにしませんか。
まとめ
家族、身の回りの人達との繋がりについてまとめました。
今まで会えていた人達と会えないこと、繋がりを感じられないことを不安に感じている人は多く、人は誰かと繋がりを持つことで幸せを感じているのだなと改めて感じます。
人との繋がりのスタートは家族、一緒にいる時間が長くなり嫌になっている人もいるようです。
疲れてしまったり、今まで経験したことがないほど一緒にいれば、重荷に感じてしまうことは仕方がありません。
家族との時間を大切にすることで、身の回りの人達に繋がると考えてみませんか?
考え方を変えることで、また新たな家族との関係を築いてください。
家族や親孝行とは無縁と思っていましたが、結婚し子どもが生まれると親と親孝行がとても大切なものなのだなと思うようになりました。
なかなか面と向かって親孝行や家族に感謝するのは恥ずかしく感じることもありますが、恥ずかしがらずに親孝行していきたいと思っています。
まずは家族も親も元気が一番!ですね。