家族との時間も大事にしたいが、仕事も大切。
家庭と仕事をを両立させること、家族と会社に自分の気持ちを理解をしてもらうことは簡単なようでとても難しいです。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、在宅勤務や家族の時間が増えたことで、家庭を大事にしようと考える人が増えています。
実際に家庭と仕事の両立をさせるためには、どのようなことが必要なのでしょうか?
両立をしたいと考えた時に考えておきたい5つのことについて紹介します。
目次
家庭と仕事・家族と会社、両立できていますか?
仕事が充実していると、どうしても家庭が疎かになってしまったり、家族との時間を作れなくなってしまうことはないでしょうか?
家庭を大事にするために仕事をセーブしてしまい、会社に迷惑をかけてしまうこともあります。
両方をバランスよくすることができれば一番良いですが、両立をすることはとても難しいです。
このように家庭と仕事の両立に悩む人はとても多く、特に小さい子ども・高齢の両親の介護をしている人は両立に頭を悩ませているようです。
会社・仕事は大事です。
もちろん家庭はそれ以上に大切な場所です。
家庭があるから、家族がいるから仕事に励むことができて、仕事があるから家族との楽しい時間が作れるのです。
両立をすることが必要とは分かっていても、難しいものなのです。
両立させることは難しい?
家庭と仕事の両立は難しいと思ってはいても、同じ気持ちを持つ人がいるのだろうか?もしかしたらこのように悩んでいるのは自分だけ?と思ってしまうかもしれません。
リクルートワークス研究所の「全国就業実態パネル調査」では家庭と仕事の両立に悩む人が多く、ストレスと感じている人は全体の70%にもなっています。
家庭と仕事に悩む人はとても多く、誰にでもある悩みでであるということになりますが、男女比で見ると女性のほうが家庭と仕事の両立に悩むことが多いようです。
女性の場合は、結婚出産育児と人生の節目が多く、家庭と仕事の選択を迫られることが男性よりも多くなります。
両立が難しいと考えるのであれば、分担などをしてより家庭や仕事に向き合いやすくすればよいではないか?と思う人もいるはずです。
確かに話し合いをして分担すれば、家庭や仕事を両立できるかもしれません。
しかし、実際には家庭であれば女性が仕事を負担することが多くなり、仕事の場合には家庭を理由にして仕事のセーブをすることは難しいはずです。
近年は家庭を大切にしたい気持ちを理解してくれる会社も増えてきていますが、まだまだ会社を中心とした生活を送らなければいけない状況があります。
ワークライフバランスとは?
皆さんは「ワークライフバランス」という言葉をきいたことがありますか?
「ワークライフバランス」を簡単に説明をするとすれば「仕事と家庭の調和」直訳すぎますが、このようになります。
内閣府ではワークライフバランス憲章を策定ています。
このワークライフバランスと憲章とは
「誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない」
と提唱しています。
ワークライフバランス憲章では、家庭と仕事の両立を目指す目標を掲げているだけではなく、現時点での問題点にも触れています。
- 家庭(生活)と仕事が両立しにくい現実
- 共働き家庭の増加
- 多様な選択肢を可能とする仕事と生活の調和の必要性
家庭と仕事の両立の問題点は分かっているのに、それを実現することは難しいということが理解できるのではないでしょうか?
家庭と仕事の両立は、実際に両立をしたいと考えている人だけでは実現することができません。
家庭・会社・世の中すべての人たちの意識を変えていくことから必要であるといえます。
コロナ禍で仕事と家族のへの考え方が変わってきている
新型コロナウィルスの感染拡大によって、私たちの生活は一変しました。
これは日本だけではなく世界中の人々が直面したことであり、いまだ収束していないため、いつまで続くかわからない問題です。
感染拡大による緊急事態宣言が発令され、仕事が今まで通りに行えなくなりました。
自宅で仕事を行う「在宅勤務」や「テレワーク」が増えて、奇しくも家庭で過ごす時間が増えました。
学校も休校となり自宅にいる時間が増えて、今まで顔を合わせる時間がなかった家族が顔を合わせるようになります。
この「コロナ禍によって増えた家族の時間」は家族との関わり方や、仕事に対する向き合い方を考えるきっかけを作ってくれました。
家族との時間を経験して、仕事の大切さや家族との時間の必要性を改めて感じた人は多いと思います。
考え方がかわっただけでは、家庭と仕事の両立が可能にはなりません。
それぞれが家庭と仕事を両立させるためには何をするべきなのかと考える必要があるのです。
両立をするために考えたい5つのこと
両立するには何を考える必要があるのか?そう思われる人も多いでしょう。
家族との時間が増えた今だからこそ、家族と一緒に考えてほしいことを紹介します。
優先順位を決めておく
両立と考えたときにまず考えてもらいたいのが、優先順位です。
仕事を完璧にしたい、家族との時間や家事なども頑張りたい、その気持ちは良くわかりますが、すべてを完璧にこなすことは難しく、続けていくことで体調を崩したりしてしまう可能性も出てきます。
体調崩してしまえば、仕事も家庭のことも出来なくなってしまいます。
無理をしないことを前提として、何を優先したいのかを考えてください。
大事なプロジェクトを成功させたい、まだ小さな子供との時間を作りたい、優先したいことが決まると、どのようなことができるのか、できないことは何かが見えてきます。
仕事も家庭も完璧であることは理想ですが、現実的には難しいです。
両立は1人で行えるものではありません。
役割分担を決める
仕事であれば1人で仕事を抱え込まないようして、周囲と仕事を分担するようにしましょう。
分担が難しい場合にはため込まないような工夫をして、時間の余裕を作るようにしてください。
上司や同僚・社内の人に相談をすることで、現在抱えている仕事の問題点もでてくるので改善することができるでしょう。
家庭の場合には家事分担などを決めることが必要です。
家事が苦手な人などは、この時点で嫌がることもありますが、一方ばかりに負担をかけるようなことはせず、自分のできることを行うようにしてください。
家族と話し合いをする
家庭と仕事の両立は家族の協力がなくては行うことができません。
家庭と仕事の両立を考えているのであれば、家族と話し合いをしましょう。
そして、これからどのようにしていきたいかなどを決めていくようにします。
家族構成や環境も変わっていくと思うので、何年も先の話を決めるのかその場の状況のみを変える内容にするのか、それぞれの家庭で決めることになりますが、一番大事なのは両立を考えているのであれば家族が協力するという意識を持つことです。
協力する意識があれば両立をすることも容易となります。
諦めも肝心
両立をすることは、完璧を求めているから生まれている気持であるともいえます。
言い方は悪くなりますが、諦めてしまうことも時には必要です。
無理なことはできないし、何かを優先することで何かが疎かになってしまったり出来なくなることは仕方がないことと思うことも時には必要です。
ただし、優先することと諦めるものを選ぶ必要があります。
重要なことを諦めてしまったり、優先するものがおかしいのでは両立どころか共倒れとなってしまいます。
完璧に行う必要はない
優先したことや役割分担したことは必ず完璧にしなくてはいけない、などということはありません。
もし家事を行うことになった場合、手抜きではありませんが効率よくできるようにしたり、最低限のことのみを行うだけでも良いと思います。
仕事は1人で行っているわけではないので、完璧ではない仕事をすることは難しいと思います。
周囲と協力して仕事をすすめることで、負担を減らすことは可能です。
両立をしていく場合には、家庭・仕事どちらであっても自分自身が負担にならないようにすることが大事です。
まとめ
家庭と仕事の両立についての考え方を紹介しました。
「仕事と私どっちが大事なの?」といったこともいわれたこともありませんが、どちらも大事です。
一時的にどちらかに偏ってしまうことはあったとしても、家庭・家族も大事ですし、仕事がなければ生活ができません。
両立とは調和・両立でありますが、自分の思うような両立は難しいでしょう。
完璧を求めることも難しいはずです。
家庭と仕事の両立は自分1人だけではできることではありませんので、周囲と話し合いをして両立ができるようにそれぞれが役割を持って過ごす必要があります。
難しい問題ではありますが、それぞれが周りのためにできることを行うことがそれぞれの両立に繋がっていくのではないでしょうか?

家族や親孝行とは無縁と思っていましたが、結婚し子どもが生まれると親と親孝行がとても大切なものなのだなと思うようになりました。
なかなか面と向かって親孝行や家族に感謝するのは恥ずかしく感じることもありますが、恥ずかしがらずに親孝行していきたいと思っています。
まずは家族も親も元気が一番!ですね。