「あなたにとっての家族とは?」
様々な「家族観」に触れることで自分の「家族観」を見つけていく家族孝行バトン。
今回は、私のビジネスパートナーである会計士の方にインタビューさせて頂きました。
家族を大切にされている方と仕事をさせていただけて光栄です。
是非ご一読ください。
目次
プロフィール
生年月日:1977年8月
名前:Tさん
出身:神奈川県横浜市
家族構成:4人(奥様、女の子2人)
お仕事:公認会計士
小学校卒業まで横浜で育ち、父親の仕事の関係で中学校の時に兵庫県西宮市に引っ越しました。
中学校から高校まで兵庫県で過ごした後、大学で東京大学経済学部に入学しました。
どんな家庭で育ちましたか?
教育熱心な家庭でした。
母親は元々は小学校の先生で、教えるのが好きだったんでしょうんね。
国語とか社会とか教えてくれましたね。
一緒になって勉強していたのを覚えています。
父親は真面目でおとなしくて、研究者みたいな感じでした。
算数を教えてくれていたのを覚えています。
小さい頃に学校で「お父さんは何の仕事しているの?」と聞かれた時に、「光ファイバーの研究をしています。」と答えなさいと、母親に言われていました。
光ファイバーって何だろうって思ってましたね(笑)
僕はずっと父親の影響を受けていたと思っていたのですが、今思うと母親の影響が強いみたいですね。
母親は話すのが好きで、弁が立つんですよね。
弁護士に向いているのんじゃないかな、と思います。
僕には弟が居て、今は航空機の仕事でアイルランドで家族で住んでいますね。
たまに日本に帰ってくるんですけど、その時はスケジュールを調整して会うようにしていますね。
弟は僕とは似ていなくて、自由にやりたいことをやっているような感じがしますね。
子供にはどのような教育をしていきたいですか?
勉強の大切さは伝えておきたいですね。
勉強させておくと、未来の選択肢は広がります。
僕の経験から、大学に入ることがゴールになってしまうと後から困ることになるので、
「その先に何があるのか」を明確にした上で、教育していきたいですね。
子供には社会に出て何がしたいか、何が出来るのかをしっかりと見つけていけるようになって欲しいです。
仕事で家族について考える瞬間はありますか?
僕はM&A、事業再生・事業承継をサポートする仕事をしているんですけど、社長(親)の想いを聞く時ですね。
親が社長をやっていると、子供に継がせるのか、売るのか、閉じるのか、色んなシーンがあるんですよね。
よくある話で「子供に会社を継がせたいけど、子供には好きな仕事をして欲しい」というのがあります。
その時は親と子供の視点をそれぞれ考える必要がありますね。
親の視点
子供に継がせたい
子供継がせて大丈夫かな
子供の人生の邪魔をしたくない
子供の視点
親の会社を引き継いで当たり前
自分だったら違うやる方をする
既にやりたいことあるから違う仕事がしたい
親の想いは複雑で、子供には中々伝わらないことがありますね。
逆に子供は、親は自分に会社を継がせたいのかがわからなくて、進路を迷っている場合もあります。
この時に大事なことは、親と仕事について話が出来る関係をいかに作っておけるのかが重要になります。
結局は親子のコミュニケーションだと思います。
あなたにとって家族とは?
無償の愛ですね。
家族に何かをした時に見返りは求めないですからね。
育てているからといって、将来は子供に自分の面倒を見てもらいたいって思わないですよ。
無い物ねだりだと思う部分もあります。
仕事ばかりをしていると家族を求めるし、家族のことばかり考えていると仕事をしたくなるし。
だから、仕事をしている時の頭と家族を過ごしている時の頭が違うからこそ良いのかもしれないかもしれないですね。
考えている時のバランスが大事だと思います。
家族とやりたいことリスト
親に孫を会わせる
親の節目を祝う
孫の動画を送る
家族揃って会う
40代の方にメッセージをお願いします。
この年になってくると家庭内でのポジショニングが変わってくると思うんですよね。
子供が大きくなってくると親への依存度が下がってくるし、妻との距離感も変わってきます。
20代、30代って刺激的なんですよ。
結婚があったり、出産があったり、家を買ったりなど。
でも40代になってくると大きなイベントが減って、家庭も落ち着いてきますね。
この時に、家族とどう向き合っていくのかを考えることが重要だと思います。
子供と一対一で話が出来る関係でいたいですね。
だから、子供と一緒に出来ることを小さい頃から作れたらいいなと思います。
必然的に子供と過ごす時間が増えるようにしたいですね。
子供が女の子なので、一緒に出来る、楽しめることを模索中です。
父親としての家庭内でのポジショニング、女の子の子供を持つ親としての共通の趣味の見つけた方などを、40代の方々と語り合いたいです(笑)
株式会社青い鳥(https://aoitori.family)
代表取締役 中村 昌史
福岡県宗像市出身
「親孝行」を通じて世の中の家族に幸せを運ぶ事業を行なっている。