金銭の量と親孝行の重さは比例しない。今だからこそできる親孝行を。

10代にとっての家族

「あなたにとっての家族とは?」
様々な「家族観」に触れることで自分の「家族観」を見つけていく家族孝行バトン。

今回は私の中学校の友人である伊藤眞生さんにインタビューをしてきました。

幼い頃から病気やアレルギーと闘い続けてきた彼が語る親への感謝、そして今抱く感情、返したい恩…
当然のことながら、深みが一味も二味も違うインタビュー記事になっております。

親からの愛情と、それに全力で応えんとする子供の話をぜひご一読ください。

プロフィール

名前・伊藤眞生(いとう まう)
生年月日・2002年2月4日
職業・家庭教師、保育園でのバイト(2020年9月からハンガリーへ海外留学)
家族構成・父、母、パセリ(ウサギ)

どんな家庭で育ちましたか?

ごくごく普通の家庭で育ちました。
ただ、自分が病気とかアレルギーを持っていて、それのケアとか費用の問題が生じるって点では他の家庭と少し違っていたのかもしれないね。

例えば卵アレルギーで卵が食べれず、家庭内での食事、給食、なんならレストランでの食事まで全て特別なものを用意してもらってたり、病気でぶっ倒れるたびにずっと付きっきりで世話をしてもらってたりしていたんだ。
特にアレルギーの問題が昔は世間に浸透していなくて、今ほど理解のないレストランとかもあっただろうから、費用やケア以外でも相当苦労がかかったと思うよ。
ほんと、ここまで育ててくれた家族には頭が上がらないなあ

今はそんな幼少期があったからこそ、同じような境遇の子供たちを見てあげたい、支えてあげたいと思って、小児科の医者を目指しています。

家族での1番の思い出はなんですか?

大きいものと小さいものがあって、大きい方は家族での北海道旅行です。

当たり前のことだけど北海道って広いからなんでもできるし、自然も、住んでる動物も、遊び場も全てが都会とは違うものじゃないですか。それもあってこの北海道旅行は印象に残ってます。
今考えると、その『都会では経験できない何か』を感じて欲しくて北海道に連れて行ってくれたんだと思うから、親の教育方針には見習うべきところがたくさんありますね。

逆に小さい方は、本当に幼かった頃にマンションの下とかで一緒に遊んだことです。
野球とかキャッチボールとか、全然なんてことのない遊びだけど、シンプルにいい記憶だなって思うし、一つの宝物だとも思っています。

今までにした親孝行、またはこれからしたい親孝行は何かありますか?

(今までにした親孝行は)お恥ずかしいことにあんまりなくて(笑)

でもなんといいますか、中学生とか高校生の頃にあった『親と仲良くすること』への恥ずかしさはもうなくて、親の大切さに気づけてきたとは思います。今更ではありますけどね(笑)
まあ、だからこそそれを形にしていきたいし、今までかけた苦労と金銭の部分を解決してあげたいです!

具体的に今やっていることで言うと、奨学金を取るための勉強。あとは職業の選択肢を増やすための、ピアノとかギターとかです。
どうにか将来、いろんな面で恩返しにつながれば良いなあ。

将来家庭をもったらどんな関係を築きたいですか?

さっきもちょろっと話したんですけど、自分の親は『普通に暮らしていると経験できないいろんなこと』をたくさんさせてくれた親だったから、子供にもそうさせてあげたいです。

月から金まで違う習い事をさせてもらったり、それこそ旅行に行って新しいものを見せてくれたり、自分は他の家庭より本当にいろんなことをやらせてもらっていました。そしてそれが今の自分の力になってるとも思います。
だからこそ、子供が望むなら同じようなことをさせてあげたいなって心から思うんです。

後は、仮に医者になったとしたら必然的に家族との時間は減ると思うので、何かしらアクションは起こさなきゃですね(笑)具体的にどうすれば良いのかは全然わかんないけど…
やっぱり、ドラマとかドキュメンタリーで家族関係が悪い医者をよく見るので、そうはならないようにしたいです!

同世代の方々に一言お願いします!

今の年齢の自分が家族に対して思っていること、家族に対してできることをしっかりと考えて、今できることを実現可能なことからやっていく。
少し長いけど、これが大切なんじゃないかなと思いますね。

15歳の自分が考えるベスト、今の自分が考えるベスト、25歳の自分が考えるベスト。なんならもっと先の自分が考えるベスト…全ての世代でベストなことは違っているのだから、25歳の自分にしかできないことも、逆に20歳の頃の自分ならできたのになって後悔することもたくさんあるはずじゃないですか。
そういう意味でも自分が今できることを、もっと言えば今だからこそできる親孝行を考えて実行するべきかと。

「お金がなくて親孝行ができない」って言っている人もいるみたいですけど、例えお金がなくても出来ることはたくさんありますよ!お金の量が親孝行の重さを決めるわけじゃないです。
むしろお金をかけない親孝行がベストな年代だってあると思います!