「あなたにとっての家族とは?」
様々な「家族観」に触れることで自分の「家族観」を見つけていく家族孝行バトン。
みなさんは家族を大切にしている友人がパッと思い浮かびますか?
私が初めてインタビューすることになって思い浮かんだのが今回インタビューを受けてくれた中田樹音さんです。
仲の良い友人でも家族に対する想いを聞く機会はなかなかないですよね。
みなさんもたまには友人と自分の家族について語り合ってみてはいかがでしょうか。
知っているようで知らない友達のこと、もしかしたら知ることが出来るかもしれないですよ。
目次
プロフィール
名前:中田樹音
年齢:20歳
出身地:埼玉県
職業:大学生
どんな家庭で育ちましたか?
一言でいうと自由な家庭ですね。やりたいことはなんでもやらせてくれました。
特に習い事はたくさんしてましたね。勉強するように言われたこともないです。成績表を見られたことすらないですね(笑)
両親は共働きだったので子供のころは少し寂しい思いもしたんですけど土日はたくさん遊んでくれました。姉がいるので平日は姉が遊んでくれましたね。
どんな両親ですか?
ふたりともすごくおしゃべりなので家族で会話が絶えないですね。
私の悩みもよく聞いてくれます。なんでも話せる存在ですね。
母とはよく買い物に行きます。時間的にも母と過ごす時間のが長いですね。
父とはよくスポーツ観戦をします。一緒に早起きしてテレビでワールドカップを見たり、実際に試合に行ったりもしますね。
どんな姉妹ですか?
友達以上に友達って感じですね。お互い知らないことはないと思います。
とても仲がいいんですけど性格は真逆なんですよ。
私は結構人見知りで何か行動を起こすときも一旦誰かに相談してから動くタイプです。
一方で、姉は社交的で好奇心旺盛です。いつも何かに挑戦していますね。
この間も日本地図にダーツを投げて刺さったところに一人旅しに行ってました(笑)
我が道を行くタイプで私にはなかなか出来ないので憧れます。
小さいころから姉と同じ部活に入ったり同じアルバイトをしたりと、よく姉の真似をしていましたね。
どんなときに家族の大切さ感じましたか?
私が相談していなくても悩んでいることに気づいてくれるときですね。
そういう時は私の好きなごはんを用意してくれるんですよ。それでいつも元気をもらいますね。
あとは、オーストラリアに留学した時に家族の大切さを感じましたね。
ホームステイだったんですけど朝ごはんと昼ご飯を自分で用意しなきゃいけなくて。
その時に毎日私が何もしなくてもご飯を出してくれていたときのありがたさを感じました。
特に、朝から料理するのは本当に大変でしたね。
私の家では冷凍食品を使わないという決まりがあるんですよ。
小さい頃からお弁当が多かったんですけど、いつも手作りのおいしいお弁当を用意してくれたので今思うととてもありがたいなと思いますね。
家族との印象的な出来事は何ですか?
私の高校受験です。
11月までどこを受験するか決まっていなかったんですよ。すごく焦っていましたね。
やっと12月に私立高校を志望校に決めたんですけど、受験勉強もそんなにしっかりやっていないし、模試も1回も受けたことのない私にとっては雲の上ような存在でした。
それと、姉が私立だったから自分も私立に行っていいのかわからなくて。私立だとお金がかかるし言いづらい気持ちもありましたね。
反対されるかと思ったんですけど家族は私を信じてくれて私の行きたいところを選ばせてくれました。今思うと両親はいつも私のやりたい方向に導いてくれていたなと思いますね。
家族の期待にこたえたい気持ちもあって1カ月間塾に通って猛勉強した結果、合格することが出来たんです。
合格がわかった瞬間、家族全員で号泣したんですよ。
その時は家族の絆をすごく感じましたし、私の高校受験を通して家族との絆がより深まったとも思います。
家族とやりたいことは何ですか?
私の家では10年ごとに家族全員でアメリカに行くっていう決まり事があるんですよ。
私の両親が新婚旅行でアメリカに行った時に決めたことなんですけど、これはずっと続けていきたいです。
次行くときには私も姉も社会人になっているので、次の時は私たちが連れていきたいねって話しています。必ず実現させたいですね。
将来私も家庭を持ったらこういう決まり事を作るのもいいなと思います。
あなたにとって家族とはどんな存在ですか?
自分のすべてを共有できる存在ですね。
今までわがままとかも含めてなんでも言っていたんですけど、どんな言葉や感情も受け入れてくれました。
私は両親のような大人になることが目標なんです。私もこういう大人になりたいと思いますね。
同世代の方々にメッセージをお願いします。
親がしてくれていることは全然当たり前なんかじゃありません!
私はこの事実に留学で初めて親と離れて改めて気付かされました。
1日お母さん体験してみてください。痛いほど偉大さに気づきます。
仕事で疲れたお父さんに一緒にスポーツ観戦しようと誘ってみてください。大抵にんまり承諾してくれます。
これからも親に沢山甘えて迷惑もかけちゃうと思いますがその倍恩返しできるように家族といられる時間を大切にしていきたいですね。