生まれるとき、死ぬときに近くにいるのは家族

20代にとっての家族

「あなたにとっての家族とは?」
様々な「家族観」に触れることで自分の「家族観」を見つけていく家族孝行バトン。

今回は以前に青い鳥で「ルーツ探し」をさせていただいた三宅くんにインタビューをさせていただきました。

彼の先祖は桃太郎!?

彼のルーツや、家族について話をお伺いしました。

目次

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プロフィール

お名前:三宅 貴展
生年月日:1993年3月24日
出身:東京都北区赤羽

どんな家庭で育ちましたか?

我の強い家庭ですね。
みんな独自の世界観を持っています。

どんなご両親ですか?

僕もいろんな人から変わってると言われますが、そんな僕から見ても変わってる母親です。
僕が小学生の時に自由研究のテーマで悩んでいると、お母さんから「コーラとペプシの違いが分かる大人は何人いるか?というテーマはどう?という発想をする人です。
結局は大量のお菓子で一緒にお菓子の家を作って、学校に展示しました。

父は公務員で絵に描いたような昭和の父親像です。
不器用で、真面目で、寡黙な父親です。
僕は小学校から高校生まで空手をやっていたのですが、何も言わず道場まで送り迎えをしてくれました。

家族の大切さを感じる瞬間は?

三宅家は毎年海外旅行が恒例のイベントになっていて、旅行中は父がビデオを回してくれていました。
当時は何も考えず無邪気にはしゃいでおりましたが、大人になって家族旅行のビデオを見ると、なんだか懐かしい気持ちと同時に、家族を感じます。

残念ながら恒例の海外旅行イベントは僕が小学校までで、中学校からは年が離れた姉が仕事をするようになったので自然となくなっていきました。

先祖は何をしていた人?


三宅家の先祖を辿ると岡山県の将軍だったということがわかりました。

名前は、「吉備津命彦」(きびつひこのみこと)
昔話「桃太郎」のモデルになった方です。

この話を色んなところでしていると、巡り巡ってテレビ朝日のプロデューサーの方の耳に入り、
「一度でいいから見てみたい」という番組に”桃太郎の末裔”として出演することが出来ました。

テレビの反響もあり、最近では自己紹介の時に「桃太郎の末裔です」というネタを使っています。

また、自分の先祖を知ることで、自分に誇りを持つことが出来ました。
自分の先祖がどのような人で、どのようなことをしていたのか。
誰でも調べることが出来るわけではないようですが、「自分の先祖に興味がある人」は青い鳥さんに問い合わせしてみることをオススメします。

大切にしたい家族との思い出は?

三宅家恒例の家族旅行も大切ですが、姉の結婚式をオーストラリアで挙げたのは大切な思い出です。
海外で結婚式を挙げたいという姉の希望もありましたが、おかげで何年かぶりの家族での海外旅行が実現しました。

姉は家族の中のムードメーカー的な存在でした。
そんな姉が結婚することとなり、バージンロードをやっとの思いで歩く父、扉が開いていないのに既に泣いている母を見た時に、「両親は言葉に出来ない寂しさを感じているんだ」と思いました。
結婚して幸せそうな姉、それを見届ける両親の表情は今でも忘れません。

子供時代に印象に残っていること

小学校の頃、長期休みは母の実家(群馬)に、三宅家と母の妹家族と行くことが恒例でした。
祖母の家に孫が4人集まりわいわい過ごします。
東京生まれ東京育ちの僕にとっては、田舎で自由気ままに過ごすのが、毎年の楽しみでした。

あなたにとっての家族とは?

永遠に味方でいてくれる存在だと思います。

2019年、2020年は身内の不幸があって家族について考えさせられる年でした。
生まれるとき、死ぬときに近くにいるのは家族。
最後の最後に側にいてくれるのは家族なんだと思います。

家族でやりたいこと

「自分の結婚式で、友達をたくさん呼ぶこと」です。
大学生の時に決めました。

僕は、学生時代に友達が1人も出来ませんでした。
小学校では、人に興味がない子ども。
中学校では、学年全員からと言っていいほどいじめられる毎日です。
高校では、人を信用出来なくなり、会話を一切しない3年間

つまり、12年間まともに人と喋らなかった子どもでした。
大学入学のタイミングで、やっと友達が出来始めるのですが、きっと母は気づいていたと思いますし、責任を感じていたと思います。
だからこそ、結婚式という場で母に「こんな素敵な友達ができました。」
という感謝を伝えたいです。

まずは、相手を見つけなければいけないですが。。。

どんな家族を持ちたいですか?

家族の顔がいつでも見えるように、仕切りが少ない家に住みたいと思ってます。
良いことも嫌なことも全て受け入れる家族。
広い家だと家族との距離が出来てしまうので、狭い家になりますね。
嫌でも顔を合わせることが出来ます。

同世代の方へのメッセージ

92-93年世代は反抗期を終え、慣れない仕事に謀殺される新社会人の時期を終え、落ち着いて家族と向き合える時間が増える年齢だと思います。
「親孝行」というと照れ臭く、身構えるかもしれませんが、何か壮大に企画したり、特別お金をかけなくても、美味しいものを一緒に食べに行くとか、ちょっとしたプレゼントを渡すだけでも親孝行の第一歩だと思います。
今の時代だと、LINEの使い方やAmazonの使い方を一緒に教えてあげる。
というのも親孝行だと思います。
コロナで自粛期間中は、時間があるので一緒に家族アルバムを整理したりしていました。
懐かしい話に花が咲き全くと言って良いほどアルバム整理は進みませんが、産まれた時の話や幼少期の話を親から聞くとなんか、新鮮な気持ちになります。