「あなたにとっての家族とは?」
様々な「家族観」に触れることで自分の「家族観」を見つけていく家族孝行バトン。
今回は以前インタビューをさせていただいた三宅くんに、家族を大切にされている友人を紹介していただきました。
家族らしさが伝わる素敵なエピソードをお楽しみください。
目次
プロフィール
名前:I・H
生年月日:1993年10月22日
出身地:静岡県掛川市
職業:経営コンサルタント
名前の由来
周りの人を幸せで満たしなさいという意味が込められます。
父が名付けてくれたんですけど、春という季節は価値があるもので、潮が満ちる。ということから付けてくれました。
どんな家庭で育ちましたか?
僕は家がクリスチャンだったので、お利口さんに育てられましたね。
放任主義で、やるのも自由、やらないも自由な環境で、伸び伸びと育ててもらいました。
どんなご両親ですか?
母は99%が優しさで出来ている様な人で、本当に優しくて愛情深い母ですね。
父は芸人みたいな人と周りから言われていますね(笑)
家族みんなで集まって話をすると、いつも場を盛り上げてくれます。
父からは「笑いは、逆と大袈裟だ」という理論を教えてもらいました(笑)
面白い話をする時に、正解のオチとかあるじゃないですか。
それを父が「それを思いっきり大袈裟に表現するか、全くもって逆の表現をするのかが大事だから、これを元にトークやネタを考えろ」と言われましたね。
その影響もあってか、大学生時代は漫才をやって、僕はツッコミで脚本を書いてたりしました。
家族の大切さを感じる瞬間は?
仕事をしていてこれ以上はメンタルが持たないと思った時は、
家族とのコミュニケーションを大切にしていました。
僕にとっての心のライフラインですね。
大切にしたい家族との思い出
僕が社会人になるまでは家族旅行に行ったことがなかったんですよ。
だから社会人になったら家族旅行に連れて行きたいと思っていて、最初のボーナスで熱海旅行に家族で行きました。
でもとんでもない事件が起きたんです。
朝起きたら、僕がうんこを漏らしてました(笑)
なんでこの年で漏らしたんだ自分と情けなく思っている側で、父と兄は爆笑していて、母は心配してくれて。
漏らしたパンツを捨てようと思っていると、母が「パンツを人様のところで捨てることは出来ない」と言って、家に帰るまでずっとカバンの中に入れてて(笑)
誰一人嫌がることなく、家族の色が出た楽しい家族の思い出ですね。
これが2016年の年末の出来事でした。
そして翌年も家族旅行に行ったんですけど、たまたま同じホテルに泊まったんですね。
そしたら信じられないことに、またうんこを漏らしたんですよ(笑)
神がかり的なことを感じましたよね(笑)
その時も家族は相変わらず同じ反応で、「これが石原家だな」って感じがしましたね。
またいつか同じホテルに泊まったら、次も漏らさなきゃいけない雰囲気になりますよね(笑)
でも今は結婚したので、さすがに次は別のホテルに泊まろうと思います。
子供時代に印象に残っていること
僕と兄は掛川市の田舎の中では新学校に入学出来て、学級委員や文化祭の実行委員などのクラスでのまとめ役を進んでやるタイプの兄弟だったんですよ。
それを家で僕達が父に武勇伝みたいに話をしていました。
そしたら父が「とても俺たちの子供とは思えん。俺の学生生活は楽しくなかった。でも今は俺の人生は最高に満ちている。それはお前達と出会えたからだ。」と言ってくれるんですよ。
武勇伝を話す度にこの言葉を言ってくれるので、僕と兄はそれが聞きたくて武勇伝を父に言っていましたね。
家族の大切さとか中々理解することが出来ない小学校の時から、高校ぐらいまでずっと同じようなことを言ってくれていましたね。
その父のおかげで、「家族にまさる幸せはない」と学生時代の時から思ってました。
どんな武勇伝とか成功体験を話しても、行き着く先は「お前達と出会えたことが幸せだ」となるんですよ。
そして僕は去年結婚したんですけど、父から教わったことを子供に伝えたいと思っています。
まだ子供はいないですけど、5人ぐらい欲しいですね。
あなたにとっての家族とは?
血縁関係だけが家族ではないと思っています。
理由は2つあります。
僕が大学生の時に家賃700円の学生寮に入ってたんですよ。
経済的に余裕がない人だけが入ることが出来るんですけど、審査とか厳しくて倍率が7倍とかなんですよ。
僕は両親が健在でマシな方でしたが、寮生の半分近くが片親の家庭で育ってきているんですね。
みんなお金に余裕がないから奨学金はもちろん借りるし、バイトもたくさんするし。
夜遊びも出来ないんですよ。生活するだけで精一杯なので。
この学生寮での生活が僕に家族の定義を教えてくれました。
縦社会の強い学生寮で、毎年4年生が学生寮では一番偉いんですよ。
僕が入寮したてのときに4年生の番長がよく言ってくれた言葉が心に残っています。
「俺たちに血縁関係はないけど家族だ。1,2,3年生の衣食住はもちろんのこと、学も守る(学費のサポート)。親が子を守るように、俺達はお前たちを守る。だからみんなで一緒にこの大学を卒業しよう」
この言葉で僕は救われましたね。
実際に学費が払えなくなった時に、自分の両親には相談出来ず、先輩に相談してお金を借りたことがあります。
もちろん返しましたけど、その時に借りることが出来なかったら大学を卒業出来ていないかもしれないです。
学生寮は4人一部屋で15部屋あって、40人~50人はいるんですよ。
そして衣食住ずっと一緒。
この環境で育ったので、家族って血縁だけじゃないなと思いました。
そして、もう一つの理由が結婚式をキッカケに変わりました。
去年、結婚式を実家のこじんまりとした教会で挙げました。
その結婚式前日の夜に実家に泊まって、父に質問をしたんですよね。
「新しく血縁の人が増えるのが不思議な感覚だ。奥さんと奥さんの家族とも、本当の家族のように接していきたいと思ってる。家族の定義を教えて欲しい」と。
そしたら父は「明日の結婚式で答えよう」と言ってくれて。
当日は父が牧師を務めてくれたんですけど、その時に「家族とは無償の愛を注げる存在だ。見返りを求めず、その人のために何か出来る。今日、ここに参列して下さっている人は、血縁関係とか関係なく、二人を祝うためだけに来ている。だから私たちは家族だ」と。
この学生寮での経験と、結婚式での出来事の2つが今の僕の家族観のもとになっていますね。
家族でやりたいことリスト
家族との時間の最大化ですね。
家族と一緒に居る時間は幸せな時間なので、その時間が増えたらいいなと思います。
家族の理念
>家族とは
無条件の愛を示すことが出来る存在>大切なこと
周りの愛があってこそ、私たち夫婦は成立している。
だからこそ、感謝することを忘れない。>教育方針
与える愛の最大化>家庭内方針
人の悪口を言わない>夫婦方針
僕は君の奴隷さ
同世代の方へのメッセージ
結婚いいよ。
株式会社青い鳥(https://aoitori.family)
代表取締役 中村 昌史
福岡県宗像市出身
「親孝行」を通じて世の中の家族に幸せを運ぶ事業を行なっている。