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<プロフィール>
・名前:天野星来
・年齢:20歳
・所在地:北海道
天野星来(あまのせいら)と申します!札幌市の自然豊かなまちで生まれ育ちました。現在、北海道教育大学2年生で小学校教育を中心に学んでいます。高校時代での友人との死別経験から「死」にふれ、考えることでより良い「生」につなげることが出来ると考え、小学生を対象に「子ども哲学カフェ~自分らしい人生を送るための死生観教育~」の活動を通しています。オレンジ色が好きで、オレンジの服や雑貨を集めるのが趣味です。今回の取材で自分の過去や家族への想いを整理することが出来ました。ぜひ読んでいただけると嬉しいです!
Q.どんなご家族ですか?
両親と弟の4人家族です。
本当に放任主義な家族だなと思います。今までほとんど「〇〇しなさい」と言われたことがないんですよね。「自分は自分。あなたはあなた。」っていう感じだと思います。夜ご飯以外は、みんながそれぞれ自分の好きなものを作って勝手に食べるんですね。みんな好きなものが全然違うし。それが全員にとって心地いいんですよね。ただ、夜ご飯はお母さんが作ってくれています。
Q,ご両親について教えてください。
-お母さんは、めっちゃ人見知りで人と話すのがすっごく苦手な方です。(笑)
自分の世界があって、小説を書いたり、作品を作ったりするのが好きらしいです。
見せてももらえないんですよね。なので、「らしい」としか言えないです(笑)
あとは、家族を本当に大切にしてるなぁと感じます。高校入るまでは、お母さんが全てのことをやってくれていた。ご飯以外の掃除だったり選択だったり、看護師でフルタイムで働いてるんですけど、夜勤もある中家の全てのことをこなしていました。
それに気づいた時、申し訳なくなって「なんでそれ出来るんだろう」と疑問に思って聞いたことがあって、そしたら「家族は別格だよ。家族のためなら何も苦じゃない」と言ってて、「へぇ〜」と関心しました。
父は、真反対で友達と話すのや人といるのがすっごい好きな方です。ワイワイお酒飲んだり焼肉するのが好きで、カレージを改装してそこに友達を呼んで週2くらいで飲んでますね。(笑)全く怒ることがなくて、私自身のことをすごく知ろうとしてくれています。「星来が世界一かわいい」と今でも言ってくれますね。(笑)
Q.幼少期から現在までの、ご家族との関係性を教えてください。
基本的に家族みんなで何かをするということはありませんでしたね。幼少期は、両親が共働きだったこともあり、保育園の先生と一緒にいる時間の方が長かったと思います。私自身、大人しい性格だったので、みんな遊んでいる時にトイレ掃除をしている先生と話しているような子でした(笑)この時は、弟ともあまり仲良くなかったですね。小学生の時は、私も弟も習い事をしていて土日もそれで忙しく、家族でどこかへいったりする子はあまりなかったです。ただ、私の性格は大きく変わりました。ガチで毎日外で大勢の友達と遊んでましたね!アスリート並に運動してたんじゃないかな(笑)
小学3年生くらいから、外面を意識するようになりました。スクールバンドに通い始めたのがきっかけですね。外では明るく振る舞うようになりました。この頃から、高校生になるまで、学校であった出来事を両親に話すことはあまりありませんでした。
中学生の時は、一言で表すと「無」だったと思います。(笑)小学生の頃から今の中のいい友達からも「中学校の時の星来は、無だったね」と言われています。
シリコン製の筆箱を同級生に切り刻まれたりとイジメを受けていましたが、その時は何も感じていませんでした。ただ、それを両親に報告されるのだけは必死に止めていたのを覚えています。勉強や運動の成績もよかったので、褒められることはありましたが、それに関しても特に何も感じていなかったです。(笑)
Q,家族との1番の思い出を教えてください。
高校生の時に、友人が亡くなったのをキッカケに両親の関係が最悪になりました。
私自身、ストレスを抱えてしまいそれを家で発散していました。お風呂のドアガラスを割ったり、部屋の壁をボコボコにしたりと、今考えたら中々荒れてましたね(笑)
学校にもいけず、家から引きずり出され、車に乗せられて車から引きずり出されて通っていました。その時に、初めて両親から怒られました。特に母親とのわだかまりがひどかったと思います。辛辣な言葉を吐き捨てた記憶もあります。弟にも当時は嫌われていたと思います。家にいることがしんどくなって、祖父母の家に移り住んでいた時期もあります。大学に進学しても、両親とのわだかまりが無くならなかったです。一年生のとき、オンライン授業にも関わらず一人暮らしを始め家族と離れて暮らしていました。
Q.現在、ご家族との関係性を教えてください。
物理的な距離をとったことによって、家族のありがたみを非常に感じるようになりました。特にお母さんとめっちゃ仲良くなりました。弟も家に帰るとめっちゃ話しかけてくれるようになりました。父曰く、「星来が帰ってくるの楽しみにしてるよ」と言っていました。
初めて、弟のことを可愛いなと感じた瞬間でもありますね。(笑)
Q.どんな親孝行をしたいですか。
自分が頑張っている姿を見せるのが1番の親孝行かなと思います。ただ、感謝の気持ちや高校の時の自分の振る舞いに対してきちんと言葉にすることができていないので、伝えたいなとは思っています。手紙だとしても恥ずかしいですけどね(笑)

横浜市立大学4年休学中の須藤唯です。
2021年12月より学生向けサービス開発をインターンとして関わらせていただいています。みなさんの「家族のカタチ」を教えてください!
「親孝行」についてまだまだ知らないことばかりですが、みなさんに良いサービスが届けられるように活動していきます。
よろしくお願いします!